2つの文化的な空間
ARCHITECTURE
数奇屋造りの本館と合掌造りの別館からなる竹茂楼。
異なる2つの文化的な空間が特徴です。
竹茂楼(たけしげろう)は、京都市左京区粟田口にある老舗の京懐石料理店です。享保元年(1716年)に三条河原で腰掛茶屋として創業した「美濃吉」がその始まりと伝えられています。 江戸時代後期には、京都所司代から「川魚生洲八軒」の一軒として許可を受け、川魚料理を中心に提供してきました。
合掌造りは、豪雪地帯に適応した茅葺き屋根の民芸建築です。名前の由来は、急勾配の屋根が手を合わせた「合掌」の形に似ていることからきています。
地域の人々の生活の知恵と伝統を感じる建築様式として、日本文化を代表するものの一つとされています。